【動画】陸自射撃場で発砲か。3人が病院に搬送、18歳の自衛官候補生を逮捕=保坂知晃撮影
陸上自衛隊日野基本射撃場(岐阜市)で陸上自衛隊の隊員3人が死傷した発砲事件で、逮捕されたのは、4月に入隊したばかりの「自衛官候補生」だった。候補生とはどのような存在なのか。
陸上自衛隊によると、中学や高校を卒業し、採用試験を経て4月に入隊した直後を自衛官候補生と呼ぶ。6月下旬までの約3カ月にわたって訓練を受け、候補生から自衛官に任官する。
それから約1年9カ月かけて陸士長まで昇任しながら様々な部隊での勤務に従事し、入隊から約2年間に及ぶ任期を迎える。その後は自衛官を続けるか、退職するかで分かれる。
今回の容疑者の男は事件当日、最後となる5回目の射撃訓練を受けていた。射撃訓練を経て、他の候補生と同様に6月中には新隊員教育を終えて任官する予定だった。
陸自によると、男は事件時、「指導部」とよばれる指導役の隊員らと訓練に臨んでいた。捜査関係者によると、男は指導役の隊員に向かって発砲したという。
元自衛官の20代男性が取材に応じた。数年前に、容疑者と同じ守山駐屯地(名古屋市)に所属していたという。
男性は、容疑者のような候補…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル